こんにちは!保育士で3児のママ、きっずらいおんです。
最近、中2の長男がこんなことを言うんです。
「なんか最近すごくダルい。授業中も眠いし、部活の後とか特にしんどい…」
朝もなかなか起きられず、学校から帰ってくると床でゴロゴロ。中1の次男も「最近、俺も!」と便乗する始末。
最初は、「成長期はよく寝るって聞くし」「男子だから食べる量が足りないのかな?」「スマホのやりすぎ?」と思っていたのですが、長男の顔色がどんどん悪くなり、立ちくらみも増えてきたので心配になって受診したところ、驚きの診断が。
「成長性貧血ですね。鉄分がかなり不足しています」
え、男子でも貧血!? しかもかなり足りていない!?
実は、急成長する中学生男子の鉄分不足って、思っているよりずっと多いんです。生理のある女の子だけの問題じゃないんですよね。
今日は、保育士として、そして中2・中1男子と小2女子を育てるママとして学んだ「中学生の鉄分不足」について、食と栄養の観点からお話しします。
「なんとなくダルい」は鉄分不足のサインかも
中学生に多い鉄分不足の症状チェックリスト
お子さんにこんな様子はありませんか?
- 朝起きるのがつらそう
- 授業中ぼーっとしている、集中力が続かない
- すぐに「疲れた」「ダルい」と言う
- 顔色が悪い、唇の色が薄い
- 立ちくらみやめまいがある
- 爪が割れやすい、スプーン状に反っている
- 氷をよく食べたがる
- イライラしやすい、やる気が出ない
- 部活のパフォーマンスが落ちた
これらは全て、鉄分不足による貧血症状です。
我が家の長男も次男も、チェックリストのほとんどに当てはまっていました。特に長男は中2になってから身長が一気に10cm以上伸びて、「体がついていってないな」とは感じていたんです。
なぜ「勉強に集中できない」のか
鉄分は、血液中のヘモグロビンを作る材料です。ヘモグロビンは全身に酸素を運ぶ役割があるのですが、鉄分が不足すると脳に十分な酸素が届かなくなります。
脳が酸欠状態になると:
- 思考力・判断力が低下する
- 記憶力が悪くなる
- 集中力が続かない
- イライラしやすくなる
つまり、「やる気がない」「集中できない」と見えても、実は体の問題だったということも多いんです。
長男は「勉強しても頭に入らない」「眠くなる」と悩んでいたのですが、それは本人の頑張りが足りないのではなく、脳に酸素が足りていなかったから。これ、親として知っておくとすごく大事だと感じました。
精神論で「頑張りなさい!」と言う前に、体の状態をチェックしてあげる必要があるんですよね。
なぜ中学生男子は鉄分不足になりやすいの?
「男子は貧血にならない」は間違い!
「貧血=女子の問題」と思っていませんか?
実は私もそう思っていました。だから息子たちの診断を聞いたとき、本当に驚いたんです。
でも医師の説明を聞いて納得しました。
中学生男子には、女子以上に鉄分が必要な時期があるんです。
実は、中学生は人生で最も鉄分が必要な時期と言われているそうです。
厚生労働省のデータを見ても、成長期に必要な鉄分の量は、なんと成人男性よりも多いんですって!
急激な成長による鉄分需要の爆発
中学生の男子は:
- 身長が急激に伸びる(年間10cm以上も珍しくない)
- 筋肉量が一気に増える
- 血液量も大幅に増える
- 基礎代謝が上がる
長男は中1の終わりから中2にかけて、身長が13cm伸びました。次男も今まさに伸び始めて成長期真っ只中。
この時期の中学生男子の身体は、身長がグンと伸びる時期ですよね。 体が大きくなり、筋肉が増えると、その分だけ全身に酸素を運ぶための「血液」が必要になります。新しい組織を作るために大量の鉄分を必要とするんです。
血液の材料=鉄分。 工場の材料が足りないのに、建物(体)だけ急ピッチで建設しているような状態になりがちです。
でも食事量が追いつかないと、成長性貧血になってしまうんです。
医師からは「特に急成長している男子は、一時的に女子以上の鉄分が必要になることもある」と聞いてびっくりしました。
女子は「月経」による鉄欠乏
女子は生理が始まると、毎月定期的に鉄分が失われます。 ダイエットを気にして食事量を減らしてしまう子も多く、慢性的な鉄分不足に陥りやすいのです。
部活動やスポーツも鉄分不足の原因に
我が家の場合:
- 長男(中2) → バレー部で週5で練習
- 次男(中1) → サッカー部で週5日土日祝はフル活動
激しい運動をすると:
- 汗や尿からミネラルや鉄分が失われる
- 足裏への衝撃で赤血球が壊れる(溶血)
- 筋肉を修復するために鉄分が使われる
つまり、「よく食べるから大丈夫」では追いつかないんです。
成長期の食欲と栄養のギャップ
中学生男子あるあるですが、うちの息子たちは:
- 朝は少なめ食べない(食欲がない)
- 昼は給食(量が足りない)
- 夜はたくさん食べる
- 部活の日は間食は食べる時間がないためエネルギードリンクを持っていく(栄養不足)
「量」は食べているけど、鉄分など必要な栄養素が足りていない状態でした。
鉄分を効率よく摂るための食事戦略
鉄分には2種類ある!知っておきたい基礎知識
鉄分には「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」の2種類があります。
ヘム鉄(吸収率15〜25%)
- 動物性食品に含まれる
- 吸収されやすい
- レバー、赤身肉、カツオ、マグロ、あさり などか(肉・魚)
非ヘム鉄(吸収率2〜5%)
- 植物性食品に含まれる
- 吸収されにくい
- 小松菜、ほうれん草、ひじき、納豆、厚揚げ など(野菜・海藻・豆)
成長期の男子には、吸収率の高いヘム鉄を意識的に摂らせることが効果的です。
小学生の妹も要注意!早めの鉄分対策
小学生女子は「貯鉄期」
小2の娘はまだ生理が始まっていませんが、医師から「今のうちから鉄分をしっかり摂っておくことが大事」と言われました。
小学生のうちは「貯鉄期」
生理が始まる前に体に鉄分を蓄えておくことで、初潮後の貧血を予防できるんです。
活発な女の子も鉄分不足に
娘は運動量が少なめですが、スイミングとダンスを習っていて、運動量が多めの活発な女の子は男子と同じように、鉄分の需要が高いんです。
小学生のうちから:
- 偏食を少しずつでも減らす
- 鉄分の多い食材に慣れさせる
- 栄養バランスの意識づけ
を心がけています。
サプリメントの選び方と注意点
サプリは必要?医師に相談してから
長男の場合、医師から「食事だけでは追いつかないので、しばらくサプリメントも併用しましょう」と言われました。
サプリが必要なケース:
- 血液検査で明らかな鉄分不足がある
- 急成長期で身長が年間10cm以上伸びている
- 部活動が激しく、常に疲労感がある
- 食が細く、十分な量が食べられない
まずは医師や学校の保健室に相談を!
自己判断でサプリを始めると、鉄分の過剰摂取になる可能性もあります。特に男子の場合、不要な鉄分摂取は体に負担をかけることも。
中学生におすすめの鉄分サプリの選び方
医師に相談した上で選ぶ際のポイント:
- ヘム鉄配合のもの → 吸収率が高く、胃への負担が少ない
- 鉄含有量が適切 → 中学生男子なら1日10〜12mg程度が目安
- ビタミンCや葉酸も配合 → 吸収を助ける成分が一緒に入っているもの
- 飲みやすい形状 → 錠剤が苦手ならカプセルタイプも
- 国内製造・安全基準を満たしているもの → GMP認定工場など、品質管理がしっかりしているか確認
我が家では: 医師の勧めで、ヘム鉄配合の鉄分サプリ(1日1粒、10mg配合)を朝食後に飲んでいます。長男は毎日、次男は医師と相談して様子見中です。
サプリメント服用時の注意点
- 空腹時は避ける(胃痛の原因に)
- カフェイン飲料と一緒に飲まない
- 便秘になることもある(水分をしっかり摂る)
- 3ヶ月程度続けて効果を見る
- 定期的に血液検査で確認
サプリはあくまで「補助」。基本は食事からという意識を持つことが大切です。
まとめ:子どもの「頑張れない」に寄り添う
長男の鉄分不足が分かってから、食事を意識して改善し、サプリも併用したところ、3ヶ月後には:
- 朝の目覚めが劇的に良くなった
- 授業中の集中力が戻った
- 顔色が健康的になった
- 「ダルい」「疲れた」が激減
- 部活のパフォーマンスもアップ
- 定期テストの成績も上がった!
長男本人も「体が軽くなった!部活も勉強も前より楽になった」と喜んでいます。
次男も同じような症状があったので早めに対策できて、今は元気に過ごしています。
子どもの「頑張れない」「集中できない」は、心の問題だけじゃない
体の状態を整えてあげることで、本来の力を発揮できるようになることもあるんです。
もし「うちの子も当てはまるかも…」と思ったら:
- チェックリストで症状を確認
- 気になるなら受診・相談
- 食事で鉄分を意識的に摂る
- 必要ならサプリも検討
保育士として、そして母親として感じるのは、「子どもの変化に気づいてあげること」の大切さです。
思春期の男子は自分から「しんどい」とはなかなか言えません。「男だから弱音吐けない」と思っている子も多いんです。親が日頃から様子を見て、「あれ?」と思ったら声をかけてあげてくださいね。
鉄分不足の症状やサプリについては今回お伝えしましたが、やっぱり基本は毎日の食事からですよね。次回は『中学生男子も喜ぶ!鉄分たっぷり献立とレシピ編』で、具体的な食事の工夫をお伝えします。
育児は正解がなくて悩むことばかりですが、一緒に「ゆるっと」頑張りましょう♪

