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「給食の牛乳がどうしても飲めない…」
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「みんなの前で残すのが恥ずかしくないかな」
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「先生に怒られないかな」
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「栄養が足りなくならないか心配」
そんな相談を、保育園の保護者の方からよく受けます。 そして実は、我が家の長女(ひみーらいおん)も、小さい頃は白い牛乳が大の苦手でした。
こんにちは!「きっずらいおんのゆるっと育児」運営者、保育士で3児のママ、らいおんmamaです。
給食といえば毎日出る「牛乳」。 「残さず飲みなさい」と言われる昭和のイメージがあるかもしれませんが、令和の今はどうなんでしょう?
今日は、保育士としての経験と、食と栄養の観点から**「牛乳が苦手な子へのゆるっとした向き合い方」**無理なく少しずつ克服していく方法と、ママができるサポートについてお話しします。
焦らなくて大丈夫。まずはママの心を「ゆるっと」ほぐしていきましょう!
給食の牛乳、全部飲まないとダメ?学校の現状
まずはママ・パパの不安を解消しましょう。 結論から言うと、**「無理に全部飲ませる必要はない」**という学校や園が増えています。
無理強いは逆効果!先生に相談してOK
昔は「飲み干すまで昼休みなし!」なんてこともありましたが、今はアレルギーへの配慮や、無理強いが摂食障害につながるリスクも考慮されています。
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入学・進級前のアンケートに記入する
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連絡帳や懇談で「苦手なので、一口から挑戦させてください」と伝える
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体調の変化もあるなら「お腹が緩くなりやすい」などの体質も伝えておく
このように、事前に「家庭でも練習中ですが、配慮をお願いします」と伝えておくだけで、先生も対応しやすくなりますし、お子さんのプレッシャーも激減します。
注意:うちの子牛乳嫌いなので絶対に飲ませないでください!はNG
先生や、栄養士さんもいろんなやり方で子ども達の事を思って、少しずつ食の幅が広がるよう沢山工夫してくださっています。子どもを思う気持ちはママ達と一緒です。
学校への相談にはこちらの記事を参考にしてみてくださいね。
そもそもなぜ給食に牛乳が出るの?【栄養のお話】
子どもにこう聞かれたら、どう答えますか? 最大の理由はやっぱり**「カルシウム」**です。
理由① 成長期に必要な栄養をまとめてとれる
牛乳には、成長期の子どもに必要な
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カルシウム(骨・歯)
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たんぱく質(体をつくる)
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ビタミンB群
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脂質(エネルギー)
が全て入っています。
給食では、「限られた時間・コスト・調理環境」で多くの子に同じ栄養を届ける必要があるため、👉 牛乳はとても効率がいい食品として採用されています。
理由② 献立に左右されず栄養を安定させるため
給食は日によって、和食、洋食、麺類など献立が変わります。
もし牛乳がなければ、
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カルシウムが少ない日
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たんぱく質が足りない日
が出てしまいます。
そこで牛乳をつけることで、👉 どんな献立の日でも、一定の栄養を確保できるという役割があります。
理由③ 国の給食基準で推奨されている
学校給食は、文部科学省の「学校給食摂取基準」をもとに作られています。
この基準では、
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カルシウムは特に不足しやすい栄養素
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牛乳・乳製品は重要な供給源
とされており、そのため多くの学校で「給食=牛乳」が基本になっています。
👉しかし、 牛乳は「唯一の正解」ではありません
国の基準でも、
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体質的に合わない子
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アレルギーのある子
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どうしても飲めない子
への配慮は必要、とされています。
つまり、牛乳が飲めない=給食の目的を果たしていないではありません。
保育士として感じること正直に言うと…
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無理に飲ませて泣いてしまう子
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お腹が痛くなるのを我慢する子
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牛乳の時間が一番つらい子
その子たちにとって**「給食の時間=安心できる時間」**であることの方が、よほど大切です。
今の令和の時代では、対応してくれる学校や先生も増えているのでまずは、気軽に相談してみてくださいね。
カルシウム効率は最強。でも「代用」はできる!
成長期の子どもにとって、骨を作るカルシウムは必須。牛乳は吸収率が良く、手軽に摂れる優秀な食材です。
でも、「牛乳そのもの」が飲めなくても、カルシウムは摂れます。
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ヨーグルト・チーズ(発酵していると食べやすい子も多いです)
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小魚・しらす(ご飯に混ぜればOK!)
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小松菜・チンゲン菜(お味噌汁に入れてみて)
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木綿豆腐・厚揚げ(副菜や、お肉と炒めてメインにしたり)
- ごま・きなこ(ふりかけるだけ)
「給食で牛乳を残した日は、夜ご飯にしらす納豆を出そう」 これくらいの「ゆるっと」した計算で十分栄養は補えますよ。
保育士ママ直伝!家でできる「ゆるっと」克服チャレンジ
ここでは、アレルギーなどの問題がなく、「味や風味や温度が苦手」という場合の克服法をご紹介します。
まずは「なぜ飲めないのか」を理解しよう
お子さんが牛乳を飲めない理由、実はいろいろあるんです。
牛乳が苦手な理由トップ5
- 味やにおいが苦手(独特の風味が気になる)
- 温度の問題(冷たすぎる、ぬるい)
- 食感が気になる(口の中に残る感じが嫌)
- お腹がゴロゴロする(乳糖不耐症の可能性)
- 量が多すぎる(一度に200mlは多い)
ひみーらいおんの場合は、牛乳の「口に残る感じ」と「給食の牛乳の温度」が苦手でした。家では飲めるのに、学校では飲めない…そんなことってよくあるんですよ。
無理に飲ませると、逆に苦手が強くなることも
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無理に一気に飲ませる
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「頑張れば飲めるでしょ」と言われる
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みんなの前で注目される
こうした経験が重なると、
👉 牛乳=怖い・嫌なものと記憶に残ってしまいます。
克服どころか、ますます苦手になることも少なくありません。
いきなり「コップ1杯飲みなさい!」はハードルが高すぎます。 スモールステップで、少しずつ慣らしていきましょう。
チャレンジ1:お家で「自分のペースで練習」!
少しずつでOK!牛乳との「やさしい距離の縮め方」です。
① まずは「飲まなくてもいい」と伝える
一番大切なのはここ。
「飲めなくても大丈夫だよ」
この一言で、子どもの緊張はグッと下がります。
一口チャレンジは“気分のいい日だけ”
- 最初は50mlから(おちょこサイズ!)
- 好きなキャラクターのコップで
- 「飲めたらシール1枚」のごほうび制
- 毎日じゃなくてOK(週3回くらいから)
- 体調がいい日
- 気分が乗っている日
そんな日に「今日は一口いってみる?」くらいの軽さで十分。
できたら大げさなくらい褒める✨
できなくても、もちろんOKです。
一口でも嫌という場合は無理はせずに、次からお子様が挑戦しやすそうなものから順番にチャレンジしてみてくださいね。
チャレンジ2:料理やおやつに混ぜちゃう!
味や匂いが苦手な子には、姿を消してアプローチ。
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シチューやグラタン:加熱すると独特の臭みが消えます。
- パスタ:生クリームじゃなくて牛乳で
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フレンチトースト:卵と砂糖の魔法で牛乳感ゼロに!
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フルーチェやプリン:自分で作ると「食べてみようかな」という気にりなります。
チャレンジ3:飲みやすい工夫をする
牛乳の味や温度を少し変えるだけで、グッと飲みやすくなります。
味を変える工夫
- ココアパウダーを混ぜる(少量の砂糖と一緒に)
- いちごシロップやバナナを入れる
- きなこミルク(きなこ+はちみつ)※1歳以上
- ミロやセノビックを活用
- カルピスを活用
最初は少し甘くして、徐々に割合を調節し普通の牛乳に近づけていくと成功率が高いです。
温度を調整する
- 温めてホットミルクに(冬場は特に飲みやすい)
- 氷を入れてキンキンに冷やす(夏場におすすめ)
- 常温に近い温度(冷蔵庫から出して少し置く)
給食の牛乳は「微妙な温度」なことが多いんですよね。家で「自分の好きな温度」を見つけてあげましょう。
チャレンジ4:「食事と一緒に」飲む練習
実は牛乳だけで飲むより、食事と一緒に飲む方が飲みやすいんです。
おすすめの組み合わせ
- パンと一緒に(給食のパンの日をイメージ)
- カレーライスの後に
- ハンバーグなどの肉料理の後
- 甘いデザートの前に
「口の中がさっぱりする飲み物」として認識できると、自然と飲めるようになります。
チャレンジ5:給食での「小さな目標」を設定
家で少し飲めるようになったら、給食でも挑戦してみましょう。
目標の立て方(実例)
1週目:牛乳を開けて、一口だけ飲んでみる 2週目:半分まで飲む 3週目:3分の2まで飲む 4週目:全部飲む(無理なら残してもOK)
ひみーらいおんの場合は、「今日はシールを3枚もらうために半分飲む!」なんて自分で目標を決めていました。
チャレンジ6:先生とも連携する
担任の先生に状況を伝えておくと、さりげなくサポートしてくれます。
伝えておくといいこと
- 今、家で練習していること
- 今日の目標(「半分飲めたら」など)
- できたら褒めてほしいこと
- プレッシャーをかけないでほしいこと
「牛乳が飲めなくて叱られる」という経験をさせないことが、一番大切です。
どうしても飲めない時の心の持ち方
いろいろ試しても、やっぱりダメ…。 そんな時は、**「今はその時期じゃないんだ」**と割り切りましょう。
味覚は変わる!8歳長女の変化
実は、我が家のひみーらいおんも保育園の間はずっと牛乳が苦手でした。 でも、小学校で2学期くらいまで苦戦していましたがお家でも少しづつフォローをし2年生になった今、たまに牛乳をおかわりしているそうです(笑)。
子どもの味覚は成長とともに変わります。 「今は飲めなくても、いつか飲めるかも」 「牛乳がダメでも、チーズが食べられるからOK!」
ママがこれくらいドーンと構えている方が、子どもも安心して給食の時間を過ごせます。
できるようになる時期は人それぞれ
私自身、3人育ててきて強く思うのは、
「今できなくても、いつかできることは本当に多い」ということ。
牛乳も、
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小学生になってから
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中学生になってから
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ある日突然
飲めるようになる子、たくさんいます。
まとめ:焦らず、子どものペースで
牛乳が飲めないことで、自己肯定感が下がってしまうお子さんもいます。でも大丈夫。
- アレルギーや体質なら、無理に飲む必要はない
- 味が苦手なら、少しずつ工夫して練習すればいい
- 飲めなくても、他で栄養は補える
- 何より、子どもの気持ちに寄り添うことが大切
- 先生に相談してみる
給食は「楽しい」が一番の栄養!
給食の時間は、栄養を摂るだけでなく、お友達と楽しく過ごす大切な時間。 「牛乳を飲まなきゃ」というプレッシャーで、給食で学校自体が嫌いになってしまっては本末転倒です。
新学期は、子どももママもドキドキの時期。
だからこそ、
「できないこと」より
「できていること」に目を向けていきましょう🍀
らいおんmamaからひとこと
給食の牛乳は、子どもにとって“小さな大きな壁”。
でも、壁は必ずしも「今」越えなくていいんです。
ゆっくり、ゆっくりで大丈夫ですよ。
新学期、お子さんが笑顔で給食を楽しめますように。ママも、あまり深刻に考えすぎないで「ゆるっと」迎えてくださいね。



