「保育園の連絡帳を見ると『完食』って書いてあるのに、なんで家では食べてくれないの!?」
そんなふうに不思議に(そして少し悔しく)思ったことはありませんか? 実はこれ、「ママの料理が下手だから」では決してありません。
保育園には、子供が集団生活の中で自然と口を開けてしまう、プロならではの「仕掛け」や「環境」があるんです。
今回は、そんな**保育士さんが密かに行っている「食事介助の裏技」**の一部を、**家庭でもすぐ使える「食事介助の裏技」**をこっそりまとめました🍚
今回は1歳児(完了食)手づかみ~5歳児くらいまでの幼児さん対象の記事になります。
「ちゃんと食べさせなきゃ」に疲れていませんか?
-
口を開けない
-
途中で立ち歩く
-
遊び食べ・投げる
-
そもそも食べない
毎日の食事、正直しんどいですよね。
私も保育士として現場で何百人もの子どもを見てきましたが、
実は――
👉 「うまく食べさせよう」としすぎない方がうまくいくことも多いんです。
こちらもチェック
なぜ食事を食べてくれないの?
- 好き嫌いが激しい
- 日中の活動量が少ない
- 眠い
- 寝不足・体調不良
- 食事への関心が薄い
- 食器や味付け、盛り付けなどが気に入らない
- おなかがすいていない
- 遊び食べ・立ち歩き
などその時によって理由は様々
- 本当に食べれない食材?
切り方、大きさ、調理法によっては食べれるかも
- 今日は休日でゆっくり起きてだらだら~
それはお腹すいてないね - お昼寝前の昼食時間、夕食の時間眠いかな?
時間を変えてみる - 体調は大丈夫?疲れすぎてない?
お出かけで疲れすぎちゃったかも - 食べ物への興味がない…
なら一緒にお料理しちゃおうか!
調理前の食材そのものを観察してみても◎ - ままやぱぱと同じじゃないと嫌!
お皿はどんなお皿?盛り付けは? - さっきお菓子食べてたな~
それはご飯食べれないよね - 遊んでいるならもうお腹はいっぱい。
でもまだ味わいたい限界に挑戦中のことも。
メリハリをつけてごちそうさまに
裏技①「ひと口」じゃなく「ここまで」でOKにする
❌「ひと口食べよう」
⭕「ここまで食べたら終わりでいいよ」
子どもは
ゴールが見えない=不安になります。
✔ スプーン1杯
✔ お皿の線まで
✔ ブロッコリー1個
👉 終わりが目に見えるだけで、食べるハードルが一気に下がります
裏技② 口に運ばない(自分で持たせる)
👉 「食べさせすぎない」 「自動化にしない」
-
親がスプーンを持つ
-
追いかけて口に入れる
これは逆効果なことも💦
✔ 手づかみOK
✔ スプーンを握らせる
✔ こぼしても気にしない
自分の意志でなく「あーん」したら口に入ってくる自動化は×
→ 自分で手に持ち口に入れ「自分でできた!」が食欲につながるんです。
裏技③ 食べない=嫌いと決めつけない
実はよくあります👇
-
今日は食べない
-
明日は食べる
-
1週間後に突然好きになる
子どもの「食べる・食べない」は
日替わり・気分・成長段階。
👉 1回食べなかった=失敗ではありません
裏技④盛り付けは「少なっ!」と思う量にする
これが一番の鉄則です。
大人は「これくらい食べてほしい」という願望(愛情)の量をお皿に盛り付けがちですが、子供にとって山盛りのご飯は「登りきれない高い山」に見えて、食べる前から戦意喪失してしまいます。
それに小さいお子さんはまず好きなものから勢いよく食べませんか?そしておなか一杯に…そんなところでお野菜食べてねと言われても食べてはくれません。
お野菜が少し苦手で後回しにする子、少食の子には盛り付けは効果あり
-
効果: すぐにピカピカにできる→「全部食べた!」と褒められる→「おかわり!」と言える自信がつく。
まずは**「完食できた!」という成功体験**をプレゼントしてあげましょう。
お代わりする前提で最初に盛り付けるご飯の量、好きな食べ物を少なめにしてみましょう。
お腹に余裕があればまだ食べれる場合も。
お野菜も食べれたね!好きなものお代わりどうぞ!足りなければ足せばいいだけですからね。
裏技⑤足の裏、ブラブラしていませんか?
「座って食べなさい!」「集中して!」と怒る前に、お子さんの足元を見てみてください。 椅子に座った時、足の裏がしっかりと床(または足置き)についていますか?
座る部分や背もたれは体のサイズに合っていますか?
実は、足がブラブラしていたり椅子の座る部分が広すぎると、踏ん張りがきかず、以下のデメリットが発生します。
噛む力が弱くなる(踏ん張らないと力が入らない)
体幹が安定しないため、モゾモゾ動きたくなる
集中力が続かない
保育園の椅子は、必ず足がつく高さで調整されています。 だからと言ってお家の椅子をこまめに成長に合った椅子に買い替えることはできません。
もし家の椅子が高い場合や大きい場合は、牛乳パックやティッシュ箱に雑誌を詰めた即席の台を足置きや背もたれに!クッション、バスタオル、ダンボールを置くだけでもOK。
身体を椅子や床にフィットさせてあげることで驚くほど食べる姿勢が変わることがあります。
裏技⑥「食べなさい」ではなく「どっちから食べる?」
子供は「指示」されるのが嫌いですが、**「自分で決める」**ことは大好きです。
野菜を食べてほしい時、「野菜も食べなさい!」と言う代わりに、こう聞いてみてください。
-
「ニンジンさんとブロッコリーさん、どっちから救出する?」
-
「お味噌汁とご飯、どっちからお腹に入れてあげる?」
これは**「ダブルバインド」**という心理テクニック。
「食べない」という選択肢を消し、「食べる前提」で選ばせる方法です。
保育士さんは、この「選択の魔法」を巧みに使って、子供の「自分で決めた!」という自尊心をくすぐっています。
裏技⑦スプーンに乗せる量は「ティースプーン半分」
早く食べ終わってほしくて、スプーンに山盛りのご飯を乗せて口に運んでいませんか?
口の中に食べ物がいっぱいになると、子供は飲み込むのが大変になり、いつまでも口の中に残してしまったり(溜め込み食べ)、食事自体が苦痛になったりします。
**「え、これだけ?」という量(スプーンの先っぽだけ)**を、テンポよく口の前に持って行ってあげる。
口に入れてあげてはいけません。
必ず口の目の前で一旦待機
「パクッ」とするのにお口の目の前で待ってあげてみてください。
口に入れてもらうのではなく自分でパクっとするだけで不思議なことに味も美味しく感じるんです。
👆これだまされたと思ってお母さんも試してみてください
裏技⑧ 途中でやめてもOKにする
「もういらない」と言ったら…
✔ 無理に食べさせない
✔ 叱らない
実はこれ、
自分の満腹感を知る大事な練習なんです。
👉 次の食事で食べることもよくありますよ
裏技⑨親の「不安」を手放す
正直、これが一番の裏技です。
-
食べない=栄養不足?
-
ちゃんと育つ?
- 食べてくれないイライラ
大丈夫。
✔ 数日単位で見る
✔ 食べない日があって当たり前
👉 「1食」ではなく「生活全体」で見て大丈夫
保育士からママへ伝えたいこと
🍀 食べない日は「今日はそんな日」
🍀 ちゃんと育っている
🍀 ママのせいじゃない
食事はしつけじゃなく、経験。
頑張らなくていいし、
完璧じゃなくていいんです。
こちらもチェック
まとめ|今日から1つだけでOK
全部やらなくて大丈夫。
-
ゴールを決める
-
食べさせすぎない
-
食べなくても気にしない
👉 1つだけ試してみてください
それだけで、
きっと少しラクになります。
成長期を逃さない!年齢別・栄養満点マップはこちら
結論:テクニックよりも「楽しい」が最強
保育士のテクニックの一部をご紹介しましたが、これらを全部やろうとしてママが疲れてしまっては本末転倒です。
保育園で頑張って食べている分、家では甘えが出て当たり前。 「今日は足置きだけチェックしてみようかな」「盛り付けだけ減らしてみようかな」と、一つだけでも試してみてください。
家のご飯は、栄養補給の場であると同時に、心の充電スポット。 こぼしても、残しても、「ま、いっか!」の精神で、まずはママとパパが笑顔で食卓を囲んでみてくださいね。
【編集後記】きっずらいおんのつぶやき
うちのパパ、子供が残すと「せっかく作ったのに」って悲しい顔してたの。でも「最初から一口分しか盛らない作戦」に変えたら、子供が「おかわりー!」って言うようになって、何度もおかわりのわんこそば状態笑
パパもニッコリ。お皿がピカピカになるって、大人も子供も気持ちいいのよね〜!
