食事・栄養

【給食がつらい】「学校行きたくない」のSOS。親ができる心ケアと先生への伝え方

✍️ 執筆:らいおんmama(現役保育士歴15年以上・3児の母)|給食苦手っ子「ひみーらいおん」を育てた実体験をもとに執筆しています

「ママ……明日、学校行きたくないな。給食があるから」

夜寝る前や、朝の忙しい時間にこの言葉を聞くと、胸がギュッと締め付けられますよね。
「好き嫌いしないで食べなさい!」と背中を押すべき?
でも、こんなに辛そうなのに無理強いするのは違う気がする……。

😰「また給食で泣いたって…。私の育て方が悪いのかな」

😰「先生に伝えたら、モンペ(モンスターペアレント)だと思われる?」

😰「他の子は普通に食べてるのに、うちだけ特別扱いはできないよね」

😰「栄養のことを考えると夜も眠れない…」

この記事を読んでいるあなた、それは全部「子どもを思う気持ち」から出ている不安です。

ママのせいでも、子どもがわがままなわけでもありません。

保育士として、そして「給食苦手っ子」ひみーらいおんを育てた母として、正直に言います。

給食が食べられない子は本当に多い。そしてそれは必ず何とかなります🦁
📌 この記事でわかること
  • 給食が「苦痛の場所」になる6つの本当の理由
  • 帰宅後「言ってはいけない言葉」と「魔法の言葉」
  • 家で栄養を補うゆるっとフォロー法(1週間単位でOK)
  • 偏食っ子が少しずつ食べられるようになる家庭でのステップ
  • 先生への伝え方・コピペOKの連絡文テンプレート3種

🔍 なぜ「給食」があんなに苦痛なの?6つの本当の理由

「単なる好き嫌い」「わがまま」ではありません。子どもが給食を食べられない理由は、思っているより複雑で多様です。
まずここを理解することが、すべての出発点です。

環境・状況 時間のプレッシャー

準備・片付けを含めると実質15〜20分。「早く食べなきゃ」「みんな待ってる」の焦りが喉を通らなくさせる

👁️環境・状況 見られているプレッシャー

先生・友達に「残してる」と見られる恥ずかしさ。「完食しないといけない」という空気感が食欲を奪う

😨経験・記憶 完食指導のトラウマ

「残すと作ってくれた人に悪い」という正論が、繊細な子には重い十字架になる。一度嫌な思いをすると給食=恐怖の場所になる

👅感覚・生理的 味覚・感覚の過敏さ

混ざった味・冷めた油の匂い・特定の食感が生理的にNGな子は多い。努力でどうにかなるものではなく、体の反応

🍽️給食特有 量・温度・味付けの問題

家庭と違う薄味・濃味・独特の給食臭。量が多すぎると食べる前から戦意喪失してしまう

🧠発達・感覚 感覚統合の特性

発達特性がある・ないに関係なく起こる。食感・匂い・見た目への過敏さは「甘え」ではなく神経系の問題
💡 保育士現場からの重要な視点:「食べない」のではなく「食べられない」のです。「わがまま・好き嫌い」という単純な話ではありません。これを理解するだけで、親の気持ちがずいぶんラクになります。
お悩みママ
お悩みママ
家では食べるのに、学校だと食べられないんです。私の料理が甘やかしすぎなんでしょうか…?
らいおんmama
らいおんmama
絶対に自分を責めないで!学校の給食は「家の食事」とはまったく別の環境です。
家で食べられる=甘やかし、ではなく、「家が安心できる場所」という証拠です🦁

🏠 帰宅後すぐ!言ってはいけない言葉 vs 魔法の言葉

帰宅後の一言が、子どもの翌日の学校への気持ちを大きく左右します。
つい言ってしまいがちなNG言葉と、子どもの心を守るOK言葉を並べました。

❌ 言ってしまいがちなNG

「え、また残したの?」「今日は頑張って食べた?」「なんで食べられないの!」「みんなは食べてるのに」「給食どうだった?」(毎回聞く)

✅ 子どもの心を守るOK言葉

「おかえり!今日もお疲れ様」「そっか、教えてくれてありがとう」

「夕飯は〇〇ちゃんの好きな唐揚げだよ!」

「つらかったね。よく頑張った」

(給食の話は向こうからするまで待つ)

💛 「話しても怒られない」と感じると、子どもは安心して学校の様子を話してくれます。
家がシェルターになっていれば、子どもはまた明日も頑張れます。給食の話は、向こうから話してくるまで聞かなくてOK。給食の時間、学校でどれだけ戦ってきたか…。
帰宅後の家は「食事=怒られない安全な場所」でいいんです。
らいおんmama
らいおんmama
ひみーらいおんも、家で何も言わずに受け入れてあげてから少しずつ話してくれるようになりました🦁 

🥗 家での栄養フォロー|1週間単位で考えれば大丈夫

「給食を残して帰ってきた。栄養失調にならないか不安…」
そのお気持ち、すごくよくわかります。でも安心してください。

💡 栄養士・小児科医も言う大事な考え方
「栄養バランスは1日・1食ではなく、1週間単位で整えればOK」

給食を残した日でも、朝・夕・週末でしっかり補えれば問題ありません。

給食を残した日の「ゆるっと栄養回復」4か条

🌅朝ごはんをしっかり食べる

糖質+タンパク質の組み合わせで一日のエネルギーを確保。ご飯+卵・納豆が最強

🌙夕飯で野菜を少し多めに

給食で食べられなかった野菜を夕飯でさりげなく補う。みそ汁の具を増やすだけでもOK

🎉土日で好きなものをたっぷり

週末に好きなものをたくさん食べてエネルギーを補給。「今週頑張ったね!」の特別ごはんが最高の栄養

🧀牛乳が飲めなかった日は

帰宅後のおやつにヨーグルト・チーズを出すだけ。「給食の牛乳飲めなかったから、ヨーグルト食べようか!」の軽いノリでOK

給食で残したもの 家でのゆるっと補い方
牛乳 帰宅おやつに「ヨーグルト・チーズ・小魚」のどれかを出す
野菜のおかず 夕飯のみそ汁に野菜を追加。冷凍野菜をパラッと入れるだけでOK
お肉・魚(タンパク質) 夕飯に卵料理を追加。納豆・豆腐をプラスするだけでも十分
ご飯(炭水化物) 帰宅後おにぎり1個・バナナ1本で即補給
ほぼ全部残した 夕飯をしっかり食べる。翌日の朝食をいつもより充実させる
らいおんmama
らいおんmama
「給食で牛乳飲めなかったから、今日はヨーグルト食べようか!」
このくらいのノリで十分です。絶対に追い詰めないことの方が大事🦁

🌱 少しずつ食べられるように|家でできるゆるっとステップ

「でも、少しずつ食べられるようになってほしい」という気持ちもありますよね。
前提として絶対に無理強いはしないこと。その上で、以下をゆっくり試してみてください。

⚠️ 「給食と同じメニューを家で練習する」のは逆効果になることがあります。食べられなかった嫌なものがまた目の前に現れると、さらにトラウマが深まる可能性があります。「調理法・味付け・形を変えたもの」で挑戦しましょう。

ゆるっとステップ(焦らず取り組む)

食卓の習慣を整える
食べても食べなくても1日3回規則正しく食卓に座る。「いただきます」「ごちそうさま」でメリハリをつける(30分を目安に)
お腹をすかせる
体を動かす・間食の量や時間を調整する。「お腹すいた!」の状態が偏食克服の最大の武器
食への興味を育てる
一緒にお買い物、料理のお手伝い。自分で関わった食べ物は「食べてみよう」という気持ちが生まれやすい
調理法・形を変えて再挑戦
食感が苦手なら切り方・大きさを変える。味が苦手なら調味料を工夫。「ピーマン入ってたの!?なんか食べられた」という偶然の発見がきっかけになることも
欠片一粒でも「食べた」を大げさに褒める
「一口食べた!すごい!」「ひとかけら挑戦できたね!」。成功体験の積み重ねが「給食も少し頑張れるかも」につながる
らいおんmama
らいおんmama
ひみーらいおんは保育園時代から給食が苦手(小食・ゆっくりさん)でした。
小学校2年生の1学期途中まで給食の量を減らしてもらっていましたが、
だんだん完食率が増えて今では通常量にしてもらっています。食べるスピードも劇的アップ!
2年生の最後の懇談で、先生に食べる量とスピードが春と比べて別人並みに代わりましたと言われました(笑)先生と今までなんだったんでしょうと笑いあったくらいです。
盛り付けの際に先生が本人に「今日は何がどのくらい食べられそう?」と聞いてくれスタート時に減らしてくれていました。

📝 先生への「角が立たない」伝え方|コピペOKテンプレート3種

ここが一番のハードルですよね。「モンペだと思われたくない」「先生の指導方針に口出ししていいのか」……。
でも、保育士として言わせてください。先生も「知りたい」と思っています。

💡 子どもが家で泣いていること、先生は気づいていない場合が多いです。「クレーム」ではなく「相談(共有)」として伝えれば、必ず協力してくれます。「家での様子を具体的に伝えること」と「先生を頼りにしているスタンス」が鍵です。

先生に伝える前に確認したいこと

確認ポイント 内容
伝えるタイミング 連絡帳でもOKですが、電話か放課後の立ち話の方がニュアンスが伝わりやすい。文字はどうしてもキツく見えがちなので
伝えるスタンス 要望の「押し付け」ではなく「相談・共有」として話す。先生も一緒に考えてくれる味方だという姿勢を見せる
伝える内容 ①家でのSOSの様子、②お願いしたいこと、③先生への感謝・信頼の3点を盛り込む

📄 テンプレート①:まず様子を聞く(初めて相談する時)

コピペOK|連絡帳・メール用

いつもお世話になっております。

最近、家で「学校の給食がつらい」と話すことがあり、少し心配しています。

もし差し支えなければ、学校での給食の様子を教えていただけますでしょうか?
本人から具体的なことを聞けておらず、家でどうサポートすればよいか悩んでおります。

お時間のある時に教えていただけると大変助かります。どうぞよろしくお願いいたします。

                 お子さんの名前  の保護者より

📄 テンプレート②:量を減らしてほしい時

コピペOK|連絡帳・メール用

いつもお世話になっております。

実は最近、給食の時間がプレッシャーになっているようで、家で「学校に行きたくない」と泣いてしまう日が出てきています。

親としては、まずは「楽しく学校に通うこと」を一番に考えたいと思っています。

つきましては、しばらくの間、給食の量を少し減らしていただくことは可能でしょうか?
「完食できた!」という小さな成功体験を積み重ねることで、本人の自信につながればなと思います。

ご負担をおかけして申し訳ありませんが、先生のお力を貸していただけると幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

                 お子さんの名前  の保護者より

📄 テンプレート③:特定の食材が苦手な時(感覚過敏・アレルギーではない場合)

コピペOK|連絡帳・メール用

いつもお世話になっております。

 お子さんの名前 特定の食感・匂いがとても苦手で、特に 食材名 を食べることが難しい状況です。

アレルギーではありませんが、食べようとすると体がどうしても拒否してしまうようで、本人も辛そうにしています。

無理に食べさせることは難しい状況ですが、量を少なくする・一口だけ挑戦してみるという形でサポートしていただけますでしょうか?

先生にも様子を見ていただきながら、本人のペースで少しずつ慣れていければと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

                 お子さんの名前  の保護者より

らいおんmama
らいおんmama
テンプレートの黄色い部分をお子さんの状況に合わせて変えてください🦁
これだけで先生との関係はぐっとスムーズになります。先生たちも「知りたい」と思っていますよ。

📝 まとめ|給食は「人生の一部」でしかない

今は給食が世界のすべてのように感じるかもしれませんが、
大人になれば「好きなものを自分で選んで食べる自由」が待っています🦁
今だけの辛さです。必ず抜けられます。

この記事の3つの結論

  • 栄養は家で補えばOK。1週間単位で考えれば給食を残した日があっても問題なし
  • 家は「食の安全地帯」に。帰宅後は食べた・食べないを評価しない。向こうから話すまで聞かない
  • 先生には「相談」ベースで伝える。テンプレートを使えばモンペにならず伝えられる
今日からすること 内容
今夜すぐ 「おかえり!」だけ言う。給食の話は子どもから話してくるまで聞かない
今週中に 上記テンプレートを参考に先生へ相談の連絡を入れる
これから 1週間単位で栄養を考える。家での食事は「楽しさ」最優先に

「給食、一口だけ食べられたよ!」
そんな小さな成功体験から、少しずつ笑顔が戻ってきます。

もし明日、お子さんが「給食が嫌で行きたくない」と言ったら。 まずは「そっか、嫌なんだね。教えてくれてありがとう」と抱きしめてあげてください。

そして、連絡帳を開いて、上記のテンプレートを参考に「一口減らし作戦」を先生に相談してみましょう。 そのたった一つの行動が、お子さんの心を救う大きな一歩になりますよ!

今日もゆるっと、いきましょうね🦁

3児の母としても、保育士としても、
頑張るママとパパを全力で応援しています!

📚 参考:文部科学省「食に関する指導の手引き」/日本小児科学会「小児の食の問題」
※ 本記事は一般的な情報提供を目的としています。お子さんの状況に応じて、かかりつけの小児科医・スクールカウンセラーにご相談ください。

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